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夫婦ゴルフ
KAZU(kmgh@angel.ocn.ne.jp)

アベレージゴルファーが、
「いつでも80台で回れる」ようになる、ゴルフ術

「いつでも80台」トップページ

参考図書:「禅 ゴルフ」
       2004年 ジョセフ・ペアレント

メンタルの強化の切り札は「禅」だ!
米ゴルフ界で話題沸騰!
ベストセラー『ZEN GOLF』の日本語版誕生!

ということで、紹介されていますが、
3回目を読んでいて、「これって、結構いい」と思えるようになりました。

いろんな場面で、紹介していきます。

勇者の威厳とは

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レイ・フロイドが語った言葉は、シャンバラの勇者の威厳を完璧に言い当てていると思う。
あるとき彼は、どのようなゴルファーとして覚えていてほしいかと聞かれた。

他のスポーツの場合(あるいは実業界でも政界でも同じことだが)、
実力者たちはすべて、なんらかの点で史上最高の誰々とか、
大記録の保持者である誰々といった肩書で後世に覚えておいてほしいと願うのが常だ。

しかし、自分自身も数々の記録を持つ偉大なチャンピオンであるフロイドは、
こう言ったものである。

「父親が息子を生まれて初めてラウンドに連れていく。
そして、息子にこう告げるのだ。
『いいか。コースに出たら、いつもジェントルマンとして振る舞うんだぞ・・・・・レイ・フロイドのように、な』
私は、そんなふうに覚えておいてもらいたいと思っている」

・・・

”自己サボタージュ”の克服法

人は誰にも、”安心できるレベル”なるものがある。
これは、われわれがふだん発揮している能力や、われわれが馴染んでいる行動の範囲を意味する。
人間は、馴れ親しんでいる物事に直面すると、安心できる。
クラブ選手権ではB組で回ると気楽にプレーできるし、
トップを走るゴルファーを追いかけているほうが追いかけられるより楽で、
ぎりぎりの成績で予選を通過すると気が楽になる。
ふだんと同じようにプレーできれば、気楽に回れる。

”サボタージュ”という言葉の本来の意味は、
裏で妨害することによって、あるプロジェクトあるいは任務の遂行を阻止することだが、
自分自身の行動をサボタージュするのは理に敵わない。
重要な目標(たとえば90を切ること)に到達しようとしている自分自身を妨害するような真似は、
無意味である。
しかし、われわれのプレー中の判断や行動は、
まさしく自分に対するサボタージュとしか思えない場合がある。

だが、意外な事実がある。
それは、自分に対するサボタージュという行為は、実は自己防衛の手段に他ならないということだ。
しかしわれわれは、いったい何から自分自身を守ろうとするのだろうか。
ストレス、不安、不快感などからである。
要するに、”安心できるレベル”、つまり安心圏から踏み出すまいとする防衛本能が働くのである。

ある日、これまでで最高のプレーをしていたとする。
誰かがその点を指摘すると、
われわれはただちに”柄にあわない”プレーをしているに違いないと考え、
2ホール連続でダブルボギーを出してしまう。
慣れないことをしているという気持ちが強いため、急に慎重になるからだ。
自分のふだんの実力では、そこまで高いレベルのプレーが続けられるはずがないと感じるため
一生懸命になり過ぎる。
より慎重かつ懸命にプレーしようとする姿勢は、いいプレーを妨害する。
別の言い方をすれば、その段階でわれわれは安全圏を越えたため、
急いでそのレベルに立ち返る方法を見つけようとするということだ。

われわれは、なんとか90を切ろうとして一生懸命になることには慣れているが、
コンスタントに80台で回ろうとすれば、話は別だ。
最終のロングホールを5で上がれば生まれて初めて90が切れるという場面を想定してみよう。
ティショットでフェアウェイを外し、次の2打でグリーン近くまでなんとか寄せた。
だが、チップショットをダフってしまい、3パットし、上がってみればスコアは7・・・・・。
よくあることだ。
われわれはそうやって努力し続けることになるが、
これは慣れないことだし、期待はずれに終わる場合が多い。
ようやく90が切れるようになったとしても、
新しい目標は85を切ることだと考えただけで、ストレスは高まる。

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では、自己に対するサボタージュはどうしたら防げるだろうか。
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まず、目の前の状況をできるだけ冷静に観察し、ふだんとは別の形で把握する。
つまり、目の前の1メートル半のパットを入れれば2連続バーディーだ、と思うことは止めて、
そこにあるのは何の変哲もない1個のボールと1メートル半の芝生とカップに過ぎない
と考えるようにするのだ。
その後、ふだんどおりのルーティンに集中する。
ここで重要なのは、結果ではなくて過程である。
落ち着くために深呼吸をして、体の重心が徐々に下がっていくことを確かめる。
もしそのとき、残りのホールのことや、優勝のスピーチの内容などを考えている自分に気がついたら、
気持ちをすぐに現時点に切り替え、
思考の波の下に潜り、ふたたび目の前のショットに集中するように努めてほしい。

しかし、どう抵抗しても、”自己サボタージュ”が防げない場合もある。
そんなときは、それが起こったことを事後にしっかり認識し、
(自分評価は避けて)熟考し、それから何かを学ぶように努めればいい。
”安心圏”に執着したことによって、当初の意図の達成がどのように妨げられたかについて考えること。
また、同じような状況で同じような感情がふたたび沸き起こることを、承知しておく。
そうした感情にふだんから慣れておけば、肝心なときにうまく繰ることができる。
心の中で起こる自分へのサボタージュへの衝動をそうやって克服できれば、
あなたは自分のゴルフをもう一段高いレベルに押し上げることができるのである。